より強力な測定データの検証と処理
新しい厳格モードチェックcapacity_energy_from_current_power は、報告された
Discharge/Charge capacity [A.h] および …energy [W.h] の各列を、Current [A]
と Power [W] のステップごとの台形積分と比較し、行単位の不一致(デフォルト許容
誤差 10%)を検出する。これにより、後で打ち消し合うようなステップ途中の一時的な
誤差も見逃さない。報告された充放電列が入れ替わっている場合(ハーフセルのエクス
ポートでよく見られる)には、fix_swapped_charge_discharge_columns がラベルを検出
して修正する。電流符号規約のチェックは、各ステップの投票を行数ではなく実際に通過
した電荷(∫|I| dt)で重み付けするようになった。これにより、ほぼゼロ電流の長い電圧
ホールドが本来の放電パルスを上回って誤った CURRENT_SIGN_REVERSED を発生させる
ことがなくなった。小電流のコインセルおよびハーフセルのデータがエンドツーエンドで処理できるように
なった。レストステップ検出はトレースのピーク電流に応じてしきい値をスケールし
(サブ mA の電流がすべてレストとして分類されることがなくなった)、自動反転リトライ
は再計算の前に古い容量・エネルギー列を破棄し、呼び出し側が指定した Step count
ラベルが符号補正後も保持される。新しい汎用 parquet リーダーは CSV リーダーと同じ
エイリアスベースの列検出を使用し、folder: データ参照は time_series.parquet /
steps.parquet も受け付けるようになった(両方が存在する場合は CSV より優先される)。より広範で検証付きの UCP-to-cycler 変換
UCP-to-Arbin および UCP-to-Maccor の各コンバーターは、より多くの終了条件とステップ タイプ(可変 / ループ / 複合終了、温度終了、Maccor の一時停止ステップ)を扱える ようになり、再パースに失敗するファイルを出力する代わりに、ターゲットの cycler が 本質的に表現できない機能に対して明確なエラーを事前に発生させるようになった。Wasserstein 距離コスト関数
iwp.costs.Wasserstein は、1-Wasserstein 距離(earth mover’s distance)をデータ
フィッティングのコストとして追加し、モデル出力とデータを点ごとではなく分布として
比較する。パイプラインとスキーマの両パッケージで利用できる。Studio
Studio
改善
- プロトコルリストの読み込みが劇的に高速化した。実験テンプレートのリスト
エンドポイントは、重い JSONB 列をデフォルトで省略するようになり(22 テンプレートで
約 7.5 KB 対 7.7 MB)、呼び出し側は
?include=経由でprotocol_config、parameters_schemaなどのフィールドをオプトインできる。 - 失敗したパイプラインをパイプライン詳細ページから再送信できるようになった。同 ページには、失敗した各要素へのディープリンクを持つエラーバナーが表示され、個々の 要素にはインラインのエラーアラートが表示される。
- 材料物性データセットのプロットに、単位付きの常時表示の縦型凡例が付き、プロットの 右側に配置されるようになった。
- プロジェクトデータページで測定値を ID でフィルタリングするとリストが絞り込まれる
ようになった。以前は
idクエリパラメータが黙って破棄され、すべての測定値が返って いた。 - 材料データセットのアップロードで、CSV に名前のない先頭列があっても列インデックスが ずれなくなり、名前のない列を黙ってスキップする代わりに、すべての列に名前があること を要求するようになった(明確なエラー付き)。
- プロジェクトメンバーシップ管理、アクティブな組織の切り替え、パラメータ化モデルの 削除が、データベースへの直接書き込みではなくバックエンド API を経由するようになり、 行レベルセキュリティの下で一貫した動作をするようになった。
Python API
Python API
改善
client.auth_check()とclient.whoami()は、設定された API キーがどのユーザーと 組織に解決されるかを検証するようになり、新しいGET /auth/healthエンドポイントに 支えられている。誤った組織(403)エラーのデバッグや、どのキーが有効かの確認に役立つ。
Protocol Simulator
Protocol Simulator
改善
SubRoutステップを含む Maccor プロトコルが UCP YAML のラウンドトリップを生き残る ようになった。解決されたサブルーチンステップは名前空間化されて YAML に書き戻され、 サブルーチン内のgotoターゲットはシミュレーション時に解決される。これにより、 パース後シミュレーションのフローで発生していたSubroutine '<name>' not foundエラーが修正された。
Skills
Skills
改善
- 新しい
validate-dataスキルが、測定データの検証と列修正のワークフローをエージェ ントに案内する。 - Codex プラグインマニフェストが追加され、Ionworks スキルパッケージが Claude Code と 並んで Codex にもインストールされるようになった。