iws.DataFit における正則化は、フィット対象パラメータへの 事前分布 として表現します。各事前分布は、パラメータ名と iws.stats の分布を組み合わせて指定します。正則化が必要な理由や事前強度の選び方は、正則化 (英語ガイド) を参照してください。
分布
| スキーマ | 用途 |
|---|---|
iws.stats.Normal(mean=..., std=...) | ガウス事前分布、加算的スケール |
iws.stats.LogNormal(mean=..., std=...) | 桁にまたがる正値パラメータ(例: 固相拡散係数) |
iws.stats.Uniform(lb=..., ub=...) | ハードサポート。一様密度の境界と等価 |
iws.stats.MultivariateNormal(...) | 複数パラメータにまたがる相関事前分布 |
正則化されたフィット
priors を渡すと、事前分布の平均からの偏差が(逆分散に比例して)コスト関数に正則化項として加わります。
Parameter への事前分布の付与
事前分布が当該パラメータに固有のものである場合は、別の dict ではなく Parameter に直接付けることもできます。
なぜ拡散係数に LogNormal か
固相拡散係数は桁にまたがる範囲(しばしば ~ m²/s)に分布します。生の値への Normal 事前分布では、平均 ± 標準偏差で桁オーダの不確かさを表現しづらいです。LogNormal 事前分布はパラメータを対数スケールで扱うため、「平均 ± 1 標準偏差」が係数 に相当し、より自然です。上記の例の mean=-32.2 は の自然対数なので、典型的な粒子内拡散係数を中心とする事前分布になっています。
正則化 (理論)
リッジ回帰、MAP 推定、バイアス・分散トレードオフ (英語ガイド)。
データフィッティング概要
事前分布を目的関数・オプティマイザと組み合わせる方法。